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こんにちは。兵庫県西宮市仁川町で歯科をしている、しらやま歯科クリニックの白山です。
「歯を噛むと痛い…」と感じたことはありませんか?
噛むと歯が痛む症状は、虫歯だけが原因とは限りません。実際には、歯の亀裂や歯周病、咬み合わせの問題などが隠れていることもあります。
今回は、当院に実際に来院された患者さんの体験談を中心に、噛むと歯が痛い原因や対処法をわかりやすく解説します。
この記事を読むことで、症状の原因を理解し、適切な対応方法を知ることができます。
💬 症状
「右の奥歯で噛むとピキッと痛いんです。冷たいものは平気ですが、食事のときだけ痛みます。」
診察すると、Aさんの奥歯には小さな亀裂が入っていました。虫歯や歯周病はなく、歯茎も健康な状態です。
💡 ポイント
噛むと痛むのに、冷たい・熱い刺激では痛まない場合は亀裂歯の可能性があります。
放置すると亀裂が進行して歯が割れるリスクがあります。
💡 治療内容
亀裂部分の補強
噛み合わせの調整
定期的な経過観察
治療後、痛みはほとんどなくなり、硬いものも安心して噛めるようになりました。
💬 症状
「左の奥歯で噛むとジーンと痛みます。夜寝ているときに歯ぎしりをしている気がします。」
診察の結果、咬み合わせのズレと歯ぎしりが原因でした。特定の歯に強い力がかかり、噛むと痛みが出ていたのです。
💡 治療内容
夜間用マウスピースの装着
咬み合わせ調整
食生活・ストレス管理のアドバイス
数週間で痛みは軽減し、日常生活での支障もなくなりました。
💬 症状
「右下の歯茎が腫れて、硬いものを噛むと痛いです。」
診察すると、Cさんは歯周病が進行しており、歯を支える骨や歯茎が弱っていました。噛む刺激が直接歯や歯茎に伝わり、痛みが生じていたのです。
💡 治療内容
歯周病治療(歯石除去・クリーニング)
食生活改善
定期メンテナンス
治療後は痛みが改善し、硬いものも安心して噛めるようになりました。
噛むと痛む歯の原因はさまざまです。主なものをまとめると以下の通りです。
神経に近い虫歯は噛む刺激でズキッと痛みます。特に奥歯の咬合面や歯と歯の間は要注意です。
→ 詳しくは【虫歯の症状と治療法】をご覧ください。
歯にヒビが入ることで、噛むと痛みが出ます。冷たい・熱い刺激では痛まないことも多いです。
放置すると亀裂が進行して歯が割れるリスクがあります。
歯を支える骨や歯茎が弱ると、噛む刺激が直接伝わり痛みを感じます。
→ 詳しくは【歯周病で噛むと痛む理由】をご覧ください。
無意識の食いしばりや咬み合わせのズレで、特定の歯に負荷がかかると痛みが出ます。
高さや形が合わないと、噛んだときに痛みが生じます。
噛むと痛いときにできる一時的な対処法は以下です。
柔らかい食事にする
冷たい・熱い食べ物を控える
丁寧に歯磨きを行う
※あくまで応急処置です。症状が続く場合は早めに歯科で相談することが大切です。
噛むとズキッと痛む
冷たい・熱い物でも痛む
痛みが数日続く
歯茎が腫れている
症状が軽くても、放置すると悪化することがあります。
我慢せず、早めに診察を受けましょう。
Q1. 噛むと痛いけど虫歯はない場合は?
A. 歯の亀裂や咬み合わせ異常、歯ぎしりなどが原因のことがあります。診察で原因を特定することが重要です。
Q2. 応急処置だけで改善できますか?
A. 一時的には症状が和らぎますが、原因を治療しない限り再発する可能性があります。
Q3. どのくらいで歯科に行くべきですか?
A. 噛むと痛む症状が数日続く場合は、早めに歯科を受診してください。
噛むと歯が痛む原因は、虫歯だけではありません。
亀裂歯・歯周病・咬み合わせの異常・詰め物の不具合など、多岐にわたります。
患者さんの体験談からも分かるように、症状の原因を特定して治療することが、痛みの改善と歯の寿命を守るために重要です。
当院では、丁寧な診断と最適な治療をご提案しています。
「噛むと歯が痛い」と感じたら、我慢せずに早めにご相談ください。