小学生低学年でマイオブレースを始めるメリット
【マイオブレース第4回】

「マイオブレースって、何歳から始めるのがいいですか？」

保護者の方から最も多い質問のひとつです。

結論からお伝えすると、
5～10歳（特に小学生低学年）でのスタートは、大きなメリットがあります。

なぜこの時期なのか？
今回の記事では、その理由を「成長」「習慣」「歯列スペース」の3つの視点でわかりやすく解説します。

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1. 顎の成長がピークに向かうタイミングだから

5～10歳は、上あご（上顎）がぐんと広がりやすい時期です。

この時期にしっかり鼻呼吸で生活できると、

• 上顎が横に広がる
• 永久歯が並ぶスペースができる
• 鼻呼吸が安定し、姿勢も整いやすい

など、良い循環が生まれやすくなります。

逆にこの時期に「口が開いたまま」「舌が下に落ちている」状態が続くと、上顎が十分に育たず、ガタガタ・出っ歯の原因になります。

第3回の記事で触れた「生活習慣が歯並びを作る」という内容ともつながるポイントです。

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2. クセの改善がいちばん身につきやすい年齢

マイオブレースは「歯並びを整える装置」ではなく、呼吸・舌・飲み込み・姿勢などのクセを整えるプログラムです。

小学生低学年は、次の点で最適です：

• 習慣を受け入れやすい
• トレーニングを楽しめる年齢
• 日常の中で良いクセが身につきやすい

特に舌の位置（スポット）や鼻呼吸が自然に身につきやすく、矯正後の後戻りも起きにくくなります。

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3. 永久歯が生えるスペースをつくりやすい

5～10歳の時期は、乳歯列から永久歯列への移行期です。

この時期に正しい舌の位置・鼻呼吸・姿勢ができていると、

• 顎がしっかり広がる
• 永久歯が自然にキレイに並びやすい
• 抜歯矯正の可能性が下がる

つまり、後からがんばって動かす矯正より、先に“土台づくり”を整える方がずっと効率がいいということです。

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4. マイオブレース治療は「早く始めるほど自然な仕上がりになりやすい」

マイオブレースの特徴は、歯ではなく成長を正しい方向に導く治療であること。

だからこそ、成長が活発な5～10歳がいちばん結果が出やすいのです。

特に、以下のような特徴があるお子さんは早期スタートが大きなメリットになります：

• 口が開きやすい
• 鼻が詰まりやすい
• 舌の位置が下がりやすい
• いびきが気になる
• 姿勢（猫背など）が気になる

これらはすべて、歯並びや顔の成長と深く関係しています。

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5. 次回（第5回）は「お口ポカンと歯並びの関係」

口が開いている癖は、歯並びに大きな影響があります。
第5回の記事では、この「お口ポカン」と歯並びの関係をくわしく解説します。

ぜひ続けてお読みください！