ブログ
Blog
Blog
「口が開いたままになっている」
「寝ているときに口呼吸になっている気がする」
「唇を閉じるのが苦手で、ぼーっとしていると口が開く」
こういった相談は、小児矯正の中でも特に多く寄せられるものです。
今回は、歯並びの大きな原因でもある“口呼吸”をマイオブレースがどのように改善するのかを、保護者の方にわかりやすく解説します。
子どもが口呼吸になる原因は、次のようなものが考えられます。
口呼吸のまま成長すると、歯並びだけでなく、姿勢・集中力・免疫力にも影響するため、早めに改善してあげることがとても大切です。
マイオブレースの最大の目的は、「鼻で呼吸できるお口の環境をつくること」にあります。
これはワイヤー矯正ではできない機能的矯正の役割です。
マイオブレースは次の3つのステップで口呼吸を改善します。
この「使い方」と「習慣」を変えることが、口呼吸改善の根本治療です。
マイオブレースは装着することで舌が上あごに乗りやすい形になっています。
舌が上に上がることで、自然と口が閉じやすくなり、鼻呼吸がしやすくなります。
口呼吸の子は唇の力が弱い傾向があります。
装置を使うことで、唇まわりの筋肉(口輪筋)が鍛えられ、「閉じる力」が自然と育ちます。
マイオブレースには毎日行うトレーニングがあり、その中には
・鼻で呼吸をする練習
・口を閉じて姿勢良く呼吸する練習
が含まれています。
ただ装置を入れるだけではなく、呼吸の習慣を体に覚えさせるプログラムになっているのが特徴です。
「歯並びが良くなる」という変化はもちろんですが、実はそれ以上に、生活や体調の改善が見られることが多いのです。
マイオブレースの効果を高めるために、ご家庭でも次のようなサポートができます。
鼻が詰まっていると、本人が頑張っても鼻呼吸はできません。
軽い鼻づまりなら、温かいタオルや鼻うがいで改善することもあります。
姿勢が悪いと舌の位置が下がり、口呼吸になりやすくなります。
椅子・机の高さなど、気づいたときに整えてあげるだけでも変わります。
うつむいた姿勢は口呼吸の原因になります。
視線が自然に前を向くように環境を調整してあげましょう。
単に歯列を広げる矯正ではなく、
呼吸・舌位・姿勢まで整えるのがマイオブレースの大きな特徴です。
口呼吸は歯並びを悪くするだけでなく、お子さまの成長にも影響します。
気になる症状がある場合は、早めのご相談をおすすめしています。
当院(しらやま歯科クリニック/西宮市仁川町)では、5〜10歳のマイオブレース治療に力を入れています。
「口呼吸が気になる」「舌の位置が下がっている気がする」など、どんな小さなことでもお気軽にご相談ください。