【第4回】マイオブレースQ&A:年齢・成長段階別の活用法
こんにちは。西宮市仁川町の「しらやま歯科クリニック」院長・白山です。
今回は、お子さんの年齢や成長段階に合わせたマイオブレースの使い方や効果について、Q&A形式で解説します。
Q1:5歳頃から始めるメリットは?
A1:5歳頃は顎や顔の成長が始まる大切な時期です。
この時期にマイオブレースを使うことで、舌の正しい位置や口呼吸の改善、咬み合わせの基礎を作ることができます。
早めのスタートで、将来の歯並びや矯正の負担を軽減できます。
Q2:6〜7歳の時期はどう使うのが効果的ですか?
A2:6〜7歳は乳歯から永久歯に生え替わる時期です。
顎の成長と歯列のスペース確保が重要になります。
この時期は、日中と夜間の装着を継続しながら、舌・唇・頬の筋肉の習慣を強化するのが効果的です。
Q3:8歳以降でも効果はありますか?
A3:はい、8歳以降でも顎の成長は続いていますので、マイオブレースは有効です。
ただし、早期に始めた場合よりは期間が長くなることがあります。
個別の成長スピードに合わせて装置の種類や使用時間を調整することが重要です。
Q4:年齢によって装置の種類は変わりますか?
A4:はい、お子さんの年齢や顎の大きさに合わせてサイズや形状を調整します。
小さいお子さんには柔らかく、扱いやすい装置を使い、成長に合わせてサイズアップしていきます。
当院では、定期的なチェックで最適な装置を提案しています。
Q5:年齢ごとの家庭でのサポートのポイントは?
A5:年齢によってサポート方法も変わります。
- 5歳:遊び感覚で装置に慣れさせる、舌の位置を声かけ
- 6〜7歳:日中の短時間装着+夜間装着、咀嚼や飲み込みの習慣をチェック
- 8歳以降:自分で装置管理ができるようにサポート、定期的なチェックで成長に合わせた調整
Q6:成長段階ごとにどのくらい通院が必要ですか?
A6:通常は1〜3か月ごとのチェックが目安です。
成長段階に合わせて使用状況や歯列・顎の発育を確認し、必要に応じて装置の調整やアドバイスを行います。
まとめ:年齢に合わせた使い方で最大の効果を
マイオブレースは年齢・成長段階に合わせた使用が重要です。
早めに始めるほど、咬み合わせや歯列、顎の成長を自然に整えやすくなります。
「うちの子は今どの段階?」と迷ったら、まずはお気軽にご相談ください。
当院では、お子さんの成長に合わせた装置の使い方や家庭でのサポート方法を個別にアドバイスしています。
