【第8回】マイオブレースQ&A:改善できる歯並び・症状別まとめ
こんにちは。西宮市仁川町の「しらやま歯科クリニック」院長・白山です。
今回は、マイオブレースで改善が期待できる歯並びや症状について、分かりやすくまとめました。
お子さんの現状をチェックする参考にしてください。
Q1:前歯の出っ歯(上顎前突)は改善できますか?
A1:マイオブレースは舌の位置や口唇の使い方を改善し、上顎前突の予防・軽度改善に有効です。
早めに装置を使用することで、前歯の突出を自然に抑えることが期待できます。
Q2:受け口(下顎前突)は改善できますか?
A2:受け口の場合も、顎の成長や舌の正しい位置を整えることで改善が可能です。
成長段階に合わせて使用することで、下顎の位置や噛み合わせを自然に調整できます。
Q3:乱ぐい歯・歯が重なって生えている場合は?
A3:歯列スペースが狭い場合でも、舌の位置や口腔周囲の筋肉を正しく使う習慣をつけることで、永久歯が自然に並ぶスペースを確保しやすくなります。
ただし、歯の大きさや顎の成長によっては補助的な矯正が必要になる場合もあります。
Q4:開咬(奥歯で噛んでも前歯が閉じない状態)は改善できますか?
A4:開咬は、舌の低位や口呼吸などが原因で起こることがあります。
マイオブレースで舌の位置や口唇の筋肉を正しく使う習慣をつけることで、前歯の閉じやすさを改善し、噛み合わせを整えやすくなります。
Q5:過蓋咬合(上の歯が下の歯を深く覆う状態)は改善できますか?
A5:過蓋咬合も顎の成長や舌・唇の使い方に影響されます。
マイオブレースを使用し、正しい口腔習慣を身につけることで、深すぎる咬み合わせを緩やかに改善する効果が期待できます。
Q6:口呼吸や舌の悪い癖も改善できますか?
A6:はい、マイオブレースは単に歯並びを整えるだけでなく、口呼吸や舌の低位、間違った飲み込み方の改善にも役立ちます。
正しい呼吸や飲み込みの習慣が身につくと、歯並びだけでなく顔の成長にも良い影響があります。
まとめ:お子さんの症状に合わせた使い方が大切です
マイオブレースは、前歯の出っ歯・受け口・乱ぐい歯・開咬・過蓋咬合など、さまざまな歯並びや口腔習慣の改善に役立ちます。
お子さんの成長段階や症状に合わせて装置の使い方を調整することが、最大の効果を得るポイントです。
「うちの子はどのタイプ?」と迷ったら、まずはお気軽にご相談ください。
当院では、お子さんに合わせた最適な装置の提案と家庭でのサポート方法を個別にアドバイスしています。
