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こんにちは。兵庫県西宮市仁川町の「しらやま歯科クリニック」院長、白山です。
今回は、入れ歯を使っている高齢の方からよく聞く悩み、
「最近、急に入れ歯が合わなくなった」
この原因について、わかりやすく解説していきます。
入れ歯が合わなくなる現象は、実は「急に」ではなく、徐々に起きています。
ただし、ある日を境に急に違和感が目立つため、患者さんは突然の変化だと感じるのです。
では、どんな理由で入れ歯は合わなくなっていくのか?
代表的な5つの原因を紹介します。
歯を失ったあとの顎の骨は、少しずつ吸収され、痩せていきます。
これは加齢に伴う自然な現象で、誰にでも起こるものです。
骨が痩せると、
といった問題が起きてきます。
定期的な調整が必要な理由の一つが、この「骨の変化」です。
特に高齢の方では、
というだけでも、入れ歯のフィット感が変わります。
頬や口の周りの筋肉に張りがなくなることで、
入れ歯を支える力が弱まり、外れやすくなることもあります。
入れ歯も「人工物」ですので、何年も使えば変化がおきます。
こうした積み重ねによって、徐々に使い心地が悪くなります。
入れ歯の寿命は一般的に4~7年程度。
もちろん個人差はありますが、作り替えを考える目安になります。
意外と多いのが、無意識の食いしばりや歯ぎしりです。
これは天然歯だけの問題と思われがちですが、入れ歯にも大きく影響します。
最近ストレスが増えた方、睡眠が浅い方は要注意です。
たとえば、片側で噛む癖がつくと、入れ歯のバランスが崩れます。
「右で噛むと痛いから左ばかり使っていた」
という方は、数ヶ月で入れ歯がズレることがあります。
噛み癖の変化は知らず知らずのうちに起こるため、
痛み=原因ではなく、結果として入れ歯が合わなくなっているケースも多いです。
80代女性・Kさん。「急に入れ歯が外れるようになった」と来院されました。
診察すると、
という複数の要因が重なっていました。
結果として、裏打ち(リベース)調整でフィット感が復活し、
「またしっかり噛めるようになった」と喜ばれています。
放っておくと、次の問題が起こるリスクがあります。
入れ歯は合っていれば「ただの道具」ですが、合わなくなると「病気の原因」になります。
「最近合わない」は、調整するだけで改善するケースが非常に多いです。
しらやま歯科クリニックでは、
ご自宅・施設へ伺う訪問診療でも、入れ歯の調整や作り替えが可能です。
外来とほぼ同じ処置ができますので、
は遠慮なくご相談ください。
入れ歯が急に合わなくなる理由は、
など、複数の要因が重なって起こります。
少しの調整で劇的に改善することも多いため、我慢せずにご相談ください。
次回の第3回では、
「外れる・落ちる入れ歯は作り直し?調整?判断基準」
について詳しく解説します。