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こんにちは、白山です!
宝塚市の隣、西宮市仁川駅の近くで、歯医者をしています。
子どもとお母さんの歯を治したり、
地域の皆さんの歯を予防するためにメンテナンスや矯正をしたりしております☺
今回は舌ブラシについてお話していきたいと思います!
まず口臭の原因として、非常に大きな原因となっているのが
舌の汚れです。朝起きた時に口が臭い理由のひとつとして、
寝ている間にには唾液の分泌が減り、
舌に着いたこの汚れを洗い流せないことが挙げられます。
↓の舌ブラシは当院で取り扱っております☺
舌の上には舌乳頭(ぜつにゅうとう)という細かい凸凹があり、
汚れが溜まりやすい構造になっています。この舌乳頭に付着する白や黒、
または黄色の苔状の垢、細菌汚れのことを舌苔(ぜったい)と言い、
口臭の重要な原因となっています。
マウスウォッシュなどにより一時的な口臭はごまかせても、
舌苔があるとなかなかニオイはなくなりません。
普段あまり目にすることのない舌ブラシには、主にブラシタイプとヘラタイプの2種類があります。
中にはスポンジタイプの舌ブラシもありますが、
ブラシタイプやヘラタイプと比べて舌への刺激が少なく傷つきにくい一方、
汚れが取りにくいというデメリットがあります。
ブラシタイプは、細かい毛によって舌乳頭の凹に入り込んだ汚れを掻き出すことができ、
ヘラタイプはゴムのヘラで広範囲の汚れを落とすことができます。
どちらかというと清掃効果はヘラタイプの方が大きいと言われていますが、
その分、舌乳頭を傷つけやすいのが難点です。
また、汚れ以外の正常な表面の組織も落としてしまうという報告もあります。
嘔吐反射はヘラタイプの方が強いので、
歯ブラシをするときにオエッとなりやすい方にはブラシタイプをおすすめします。
舌ブラシのタイプによって使い方は少々異なりますが、
舌ブラシの使い方の主な流れは次のようになります。
鏡を見ながら、舌を傷つけないよう慎重かつ丁寧に行いましょう。
舌が薄いピンク色、舌苔がうっすらと白くついた状態になったら、舌ブラシでの舌苔除去は完了となります。
舌ブラシは基本的に何回も使用可能ですが、洗い方が不十分だと雑菌だらけになってしまうため、
使い終わったらしっかりと洗って乾燥させるよう心がけましょう。
舌苔を除去する際には前後に擦るのではなく、気持ち悪くならない範囲で奥の方から手前にブラシを動かしましょう。
嘔吐反射が出てしまうという方は、数秒間息を止めて行うと除去をしやすくなります。