ブログ
Blog
Blog
こんにちは。
しらやま歯科クリニックの白山です。
宝塚市の隣、兵庫県西宮市仁川町で歯医者をしています。
虫歯を治したり、子供の歯を治したり、矯正をしたりしています。
さて、今回の話ですが…
検診などで虫歯を指摘され、鏡などで「ここが黒くなっていますので虫歯です。」と確認することがありますよね。
そのあと虫歯を削り、治療していくことになると思うのですが、削られた跡を舌などで触るとかなり大きな穴があいていて、さっき見たよりもたくさん削られた!と感じたことがあると思います。
このことに関しては二つの理由があると思います。
一つ目は舌の感覚は思っているより鋭敏であるということ。
あれだけ細い髪の毛でも口の中にあればすぐ気づくほど、口の中というのは敏感にできています。
だからこそ小さな穴でも大きく感じます。
二つ目は虫歯の成り立ちによるものですが、虫歯というのは小さな入り口を作りながら、中で大きく広がります。
歯は、象牙質という本体に、エナメル質という鎧をかぶっている構造になります。
もちろん鎧ですから象牙質よりもエナメル質の方が硬く、虫歯に対してしっかりと抵抗してくれます。
ただそんな鎧でも、虫歯になることもあり小さい穴をあけながら奥に奥に進んでいきます。
エナメル質を貫通しますとそこには柔らかい象牙質がありますから、菌にとってはチャンスです。エナメル質の時とは比べ物にならないぐらいのスピードで広がっていきます。
ですから外から見えるのはエナメル質に空いた小さな穴ですが、実は奥の方で象牙質が大きく浸食されているという状態、というのはほとんどの虫歯で起きている状況です。
なかなか理解してもらいにくい内容なのですが、ほとんどの歯医者は歯を削りたくて削っているわけではないことだけはわかってほしいかなぁ。
それでは。
またほかにも医療に関することを別のブログに書いています。
良ければそちらも見てみてください。あなたの体に役に立つ記事があるかもしれません。
http://haisyasan-kosodate.com/metal_ceramic_decay