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しらやま歯科クリニック

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歯の痛みが起きたら、みんなどうしてる?前編

こんにちは!

宝塚市の隣、兵庫県西宮市仁川町で歯医者をしている白山です。

虫歯を治療したり、子供の歯を治したり、矯正したりしています。

みなさんは歯が痛くなったことはありますか?

生きていると一度ぐらいはあるのではないでしょうか。

痛みにはいろいろあります。

寝れないぐらいとてつもなく痛いものから、ちょこっと染みるものまで。

これは、程度の話ですね。

何もしなくてもいたいものから、ご飯を噛むときだけ痛いものまで。

これは痛みの種類の話ですね。

 

このようにいろんな痛みの種類はありますが、とにかく痛みは嫌ですよね。

人生の中で排除したいものの一つです。

でも痛みというものはとても大切な信号…

痛みが無ければ、ピンチな部分に気づくことができません。

大事な信号の一つです。無くなっては困ります。

 

では痛みが起きた時にどうしていくのか

考えてみましょう。

歯が痛い時の応急処置

「ロキソニン」等市販の痛み止めをのむ

市販の痛み止めを飲みましょう。

歯の痛みは痛みの中でもとても強いものですが、痛み止めで一時的に痛みを抑えることができます。

例えば「ロキソニン」などは歯科で出される痛み止めの成分としてよくあるものの一つです。

注意事項を確認の上、のんでください。

ただし、痛みが一時的に引いてもまた繰り返したり、そのうちに虫歯がもっとひどくなる場合があるので、早めに歯医者で診てもらう必要があります。

歯の痛みの原因は痛み止めでは絶対に治らないことを覚えておいてくださいね。

冷えピタで痛い歯を冷やす

冷えピタ等を張ってほほ側から冷やしたり、冷水や氷などを口に含み歯を直接冷やすと、痛みは一時軽減します。

歯の痛みは、歯の中で血液が多くなり神経を圧迫することによって起こります。

なので、冷やすことにより血液の流れを遅くすることで、痛みを軽減することができます。

詰まっている食べカスを取り除く

食べカスや細菌が歯や歯の神経を圧迫して痛みが引き起こされることがあります。

その場合、歯や歯茎に食い込んでいる食べカスを歯ブラシやフロスなどできれいにすることによって痛みが軽減します。

「そんなことあるの?」と思ってしまうかもしれませんが、

見落としがちで、盲点なことなのでぜひ覚えておきましょう。

 

軟らかいものを食べる

歯に強い力が加わらないように軟らかいものを食べるようにしてください。

痛い歯に強い刺激が加わると、より痛みが増します。

もちろん痛いときは、固いものを食べようなんて思わないと思いますが…😖

 

夜間・休日救急センターを利用する

これが一番間違いない方法ですね。

かかりつけの歯医者が開いていれば連絡してください。

また、夜間や休日にどうしても痛みが強い場合には、地域の夜間・休日救急センターを利用して下さい。

 

歯が痛い時に絶対やってはいけないこと

痛い歯をいじる

歯の周りの汚れを取ることはいいのですが、歯を揺さぶったり、たたいたりしても痛みは変わりません。

刺激が加わり痛みが強くなるだけなので、痛い歯は安静にしてください

歯の中の神経は刺激をくわえることで痛みが増える特徴を持つことを覚えておきましょう。

アルコールを飲む

中枢が麻痺し、一時的には痛みを忘れることができますが、血液の循環が良くなるために、その後強い痛みに襲われます。

これは患者さんから後悔した話としてよく聞くので絶対にやめましょう

熱い風呂に入ったり、激しい運動をする

血圧が上がるようなことは避けて下さい。

血圧が上がると痛みがある歯の血液の循環が良くなり、血流で神経を圧迫し、痛みが強くなります。

また、体を温めると同様に痛みが増します。

痛みが起きた時の対策やしてはいけないことについて書いてきました。

話をさかのぼって…

そもそも痛みにはどのような種類があるのではないでしょうか

そもそも歯が痛い原因は?

冷たいものがしみるとき

知覚過敏の可能性があります。(知覚過敏について詳しくはこちら

根の表面の象牙質が露出することで、冷たいものに対して敏感に反応する時があります。

知覚過敏用の歯磨き粉の使用やフッ素塗布を行って、象牙質表面の神経の細かい穴を封鎖すると1,2カ月程度で改善することが多いです。

 

冷たいものや甘いものがしみるとき

虫歯が深くなっている可能性があります。

虫歯が表面のエナメル質から象牙質に入ってくると、象牙質には神経とつながる管が走っているため、冷たいものや甘いものなどの刺激で痛みを感じます。

この時点ではまだ一時的な痛みですぐに痛みは引きます。

治療も神経を残せる可能性が高いです。

温かいものがしみるとき

虫歯が神経の近くまで来ています。

虫歯が象牙質の深いところまで入ってくると温かいものがしみるようになります。

なので温かいものがしみる場合、虫歯菌が神経に近いか、神経まで達しています。

神経を残せるかぎりぎりのところです。

できるだけ早めに歯科医院に行きましょう。

歯に激痛があるとき

虫歯が神経まで達し、歯の中で神経が腫れて膨れ上がると歯に激痛がでます。

神経を取る処置が必要ですが、歯の中で血液があふれかえっているため麻酔が効きにくく、

治療にも痛みを伴います。

 

夜寝ているときにズキズキするとき

虫歯が神経の一部を腐らせてしまうと、部分的に神経が残っているため入浴後に体が温まった時やリラックスして副交感神経が優位になった場合に痛みを感じます。

虫歯菌が根の先から出てしまう前に根の消毒をする必要があります。

噛んだ時にいたいとき

・虫歯が原因のもの

虫歯菌が歯の周りの膜(歯根膜)まで入ると噛んだ時に痛みが出ます。

この膜は噛んだ時に硬い、軟らかいなどを判別する膜で、この膜に痛みが出始めると根の治療をしても痛みが取れるのに時間がかかります。

 

・歯周病が原因のもの

歯周病が進行すると歯の周りの骨がやせてしまい、周りの骨が歯を支えきれずに噛んだ時に痛みが出ます。

早期に治療を行わないと徐々に骨は溶けてしまい、自然に抜けてしまうことがあります。

 

・歯ぎしりが原因のもの

歯ぎしりによって歯が揺さぶられて噛んだ時に痛みが出ます。

歯ぎしりは他にも歯をすり減らしたり、歯にひびが入ったりして歯の痛みの原因となります。

・歯が割れているもの

歯にひびが入ったり、割れていると噛んだ時に痛みが出ます。

部分的に割れている場合はかぶせ物で補うことができますが、根元まで割れていると抜歯する必要があります。

歯が原因で歯茎が痛いとき

・虫歯が原因のもの

根の先の骨の中に虫歯菌が入ると、骨の中に膿を溜めて、大きく歯ぐきが腫れ、痛みがでます。

歯茎を切って膿を出す必要があります。

また、自然に破れることもあり、何度も腫れを繰り返します。

・歯周病が原因のもの

歯周病によって歯茎の中に膿がたまり痛みが出ます。

大きく腫れる場合もあり、その場合は歯茎を切って膿を出す必要があります。

痛みは繰り返しますので早期の治療が必要です。

・食べカスによるもの

歯と歯の間に食べカスが詰まると歯茎を圧迫(食片圧入・しょくへんあつにゅう)して、痛みが出ます。

食べカスが詰まらないようにデンタルフロスや歯間ブラシを使って歯と歯の間の汚れをきれいにしておく必要があります。

・親知らずによるもの

親知らずは横や斜めに生えていることが多く、細菌のすみかになり歯茎が腫れて、痛みが出ることが多い場所です。

必要であれば早期に抜歯をしたほうがいいでしょう。

歯が原因で頭痛があるとき

上顎の根の先から鼻につながる空洞に虫歯菌が入ると上顎洞(副鼻腔)に膿が溜まり(蓄膿症)頭痛がします。

鼻の病気から同じ症状が出るときもあるので診断が必要です。

 

ではもし、歯医者での治療の後に痛みが出たらどうしましょう?

歯の痛みを取る処置を行うべき医院で行ったことで痛みが出ると、ドキドキしますし、ちょっとショックですよね。

そういう時、どのようにするべきなのか、

次の記事で話していきますね。

 

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