こんにちは。

宝塚市のとなり、兵庫県西宮市仁川町で歯医者をしている白山です。

虫歯を治療したり、子供の歯を治療したり、矯正したりしています。

 

さて、今回は「噛み合わせ」について話していこうと思います。

噛み合わせが大事…というのは皆さんご存じのことだと思います。

ではどのように大事なのかは知っていますか？

なかなか答えづらいですよね。

もちろん正しい咬み合わせでないと、食べ物をしっかり噛み切れない。

これも一つの大事な事実です。

しかしそれ以外に、

噛み合わせというのは全身にも影響が出るほど

大事な話なのです。

ではさっそく本題に参りましょう。

 

噛み合わせと全身の関係

 

昨年発表された研究で、

奥歯で噛む力の弱い人は循環器系の疾患のリスクが高まることがわかりました。

噛む力が弱くなる原因は、

歯の健康が損なわれていることや、

普段から柔らかいものを食べていることが考えられます。

例えば虫歯などで歯が欠けてしまっていて、

正しい形でないときは、

当然正しい咬み合わせは難しいですね。

近年、日本での食事にはファーストフードを用いることが多く

ファーストフードは総じて柔らかい傾向にあります。

従来の日本食、例えば根菜の煮物のような、

噛み応えのある野菜をしっかりとるように心掛けてみてはいかがでしょうか？

 

今現在、咬む力が弱く悩んでいる人にとっては、

いまから食事を変えていくというのは少し気が遠くなる話ですね。

しかし、専門家によると、

噛む時に使う筋肉を鍛えると噛む力がアップするそうです。

筋肉の話ですから、筋トレは大切です。

 

噛めない状態にある方は、

一度歯科検診を受けてみられて、原因を見つけてお口の環境を改善しましょう。

無理に筋トレをしてしまうと

顎の関節を痛める結果になりますので、

無理は厳禁ですよ！！

もしかすると、そもそも

丁寧なお口のお掃除をするだけで口腔内環境が改善して痛みも無くなり、

しっかり噛めるかも知れません。

噛みごたえのある食材を毎日の食事に一品入れるだけでも

効果が期待されますので、皆さんも一度お試しください。