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こんにちは!
宝塚市の隣、兵庫県西宮市仁川町で歯医者をしている白山です。
虫歯を治療したり、子供の歯を治したり、矯正したりしています。
もちろんですが、乳歯は抜けるものです。
もしくは痛くなって、歯医者さんに行って抜くことになります。
なんにしても、大人の歯に生え変わるために子供の歯とは抜けるようにプログラムされているのです。
ただ、その抜けた歯をどのようにしたらいいのか、悩むときはないでしょうか?
捨てる?
捨てるとしても一般ゴミでいいのかな?
せっかくの一生に一本しかない歯なのだから、保管しておく?
このような相談をたまに受けます。
また、僕が乳歯を抜く時は必ず
「抜いた歯、持って帰る?」と子供ちゃんに聞きます。
そうするとほぼ100%の確率で
「うん」と答えてくれます。
ただその横でお母さん方は、
『その歯を家でどうしよう…』
といった顔をされています。
そこで今回は、子どもの抜けた歯の保管方法や活用方法についてご紹介します。
最近では、子どもの抜けた歯は専用のケースで保管する方が多くなっています。
もちろん、保管しなければならないということはありません。
ただ、へその緒やはじめに切った毛髪と同じような感覚で、乳歯も記念に保管しておく方が多くなっているのです。
子どもが成人してから再び開けてみると、赤ちゃんの頃を思い出したり、
「乳歯ってこんなに小さかったかしら?!」と
ほんわかする気持ちになったりするかもしれませんね。
乳歯ケースを購入するのは、歯がグラグラし始めてからでも遅くありません。
上手に保管できるなら、抜けてからでも大丈夫です。
中には出産前に用意している方もいますが、初めての歯が抜けるのは6歳ごろ。
子どもと一緒にケースを選んだり、手作りしたりするのもおすすめですよ。
乳歯が抜けたらそのまま保管してはいけません。
抜けた歯には血液や細菌がついている場合があるので、きれいにしてから保管します。
抜けた歯をきれいに保存するためには、きれいに洗って消毒する必要があります。
歯を洗うために用意するものは、以下のものです。
容器はペットボトルのキャップでなくても、歯全体が浸るくらいの容器であればなんでも良いです。
準備が整ったら、抜けた歯を洗いましょう。
以下の手順で洗ってくださいね。
水で洗う時は、必ず洗面器に水を張って行いましょう。
洗面所の水道で直に洗い流すと、排水口に落としてしまう可能性があります。
乳歯ケースは様々なものがあります。1本だけ入るもの、数本入るもの、全部の歯が入るものなどがあり、形やデザインも色々です。
【乳歯ケースの選び方】
ひとつずつ詳しくご紹介しますね。
乳歯ケースの素材は、大きく分けてプラスチックと木製があります。
【プラスチックのメリット・デメリット】
メリット
デメリット
【木製のメリット・デメリット】
メリット
デメリット
プラスチックは大切に保管していればカビなどが生えることはありません。
ただし、木製に比べると高級感に劣ります。
一方、木製は欅(けやき)や桐などが使われています。
欅は和太鼓などに使われるほど丈夫で弾力があり、木目が美しいことが特徴です。
桐は桐の箪笥でも知られるように、防虫効果や耐火性に優れているため、大切な乳歯を守るのに適しています。
プラスチックも木製もお値段はさほど変わりません。好みや何を重視するかによって選びましょう。
乳歯ケースには、
1本〜数本だけ保管できるタイプと、全部の歯を保管できるタイプがあります。
全歯タイプにも色々な乳歯ケースがあるので、上下全部の歯を取っておきたい場合には全歯タイプがおすすめです。
反対に、そこまでは必要ない、1、2本だけ取っておきたいということであれば、小さな数本タイプを選ぶと良いでしょう。
デザインもいろいろあります。
一番多いのは四角形の箱です。
四角くて薄い箱ならしまうときに場所をとりませんね。
中には全部の歯を歯並びのとおりに保管できるものや、
細長い箱に上下2列に並べられるようなものもあります。
写真が入れられるものや記録を書いておけるようなものもあるので、
色々と探してみると良いでしょう。
いかがでしたか?意外とお手ごろな価格なものも多いので、ぜひお気に入りのものをお子様と探してみてください♬
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