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こんにちは、白山です。
西宮市仁川駅の近くで、
子供とお母さんの歯を治したり、地域のみんなの歯を予防するために
メンテナンスや矯正をしたりしております。
さて、今回は口内炎の話になります。
口内炎が一度口の中や舌にできてしまうと、とても憂鬱ですよね。
さわっただけでも痛いですし、食事や歯磨きでしみるのもかなりつらいです。
食事をする気も起きなくなる…。
出来てしまうと完治するまでに1~2週間かかることが多いのですが、なるべく早く治したいものです。
では、今回は、
・なぜ口内炎ができてしまうのか?
・口内炎にはどのような種類があるのか?
についてまとめていきます。
おそらくこのページを開いたあなたは、今、口内炎に悩んでいる方もいると思います。
治し方、予防の仕方については次の記事にまとめていますので、この記事にはありません。
でもまずは、自分の口内炎がどういうタイプなのかを知るところから始めてみませんか?
そして、
・自分の子がもし口内炎になってしまうとしたらどういう時か
・子供だからこそ特に気を付けたほうがいいことはあるか
についても書いていきます。
小さなお子さんがある方は必見ですよ♪
まずは大人の話から。
大人が口内炎に良くなる原因を5つ挙げていきます。
ストレスや疲労による免疫力の低下によって口内炎が発症します。
また、脂質やタンパク質などの成分を分解し、
口内の粘膜を守るビタミンB2の不足によっても口内炎を引き起こします。
免疫力低下によりできた口内炎はアフタ性口内炎と呼ばれ、口内炎の中ではもっとも一般的な種類です。
頬の内側や舌を噛んでしまったり、固いものを食べたりしたときにできた傷から雑菌が侵入することで炎症が発生し、口内炎となる場合があります。
特に口内環境が不衛生である場合は、雑菌の数が多く免疫機能が低下しているため、傷から口内炎が発症しやすくなります。
良く噛んだところが口内炎になるんだよな。
そして口内炎になったところをまた噛んじゃう…w
あるあるですねw
アレルギー
特定の食べ物や金属などにアレルギーを持っている場合にも、口内炎は起きます。
口内に侵入した異物(食べ物や金属など)を排除する免疫機能が、機能の不全により過剰に反応してしまうことで口内炎として出てきます。
アレルギーを起こす食べ物は人によって違いますが、ナッツや小麦、乳製品、チョコレート、柑橘類などがあります。
金属アレルギーには、詰め物としての銀歯や矯正治療に使用されるワイヤーなどがあります。
どれがアレルギーとして反応しているのかは分かりませんが、心当たりがあるなら、一度血液検査を行ってみてください。
ウイルス
ウイルスが原因のものはウイルス性口内炎と呼ばれます。
原因はヘルペスやクラミジア、カンジタといったウイルスが感染することです。
中でもヘルペスが原因で起こるもの(ヘルペス性口内炎)が多く、その理由はヘルペスウイルスが50%以上の成人の体内に潜伏感染しているからです。
常に体の中にウイルスが潜伏していて、免疫が下がるなど元気がなくなった時に、このウイルスが暴れることで症状がでます。
いままでなったことがなくても、油断はできないということか…。
刺激物
熱いものを食べた時の火傷や強い薬などの刺激物が口内の粘膜に刺激を与えたりして起こる口内炎です。
特に免疫が低下し口内の粘膜が弱っている時など、本来であれば簡単に治る傷がなかなか治らなくて、できてしまう口内炎です。
多くの場合、感染してしまい、ただれたような形になります。
口内炎にはどんな種類がある?
原因の次は、口内炎の種類についてまとめていきます。
口内炎は大きく分けて2種類あります。
口腔内に局所的原因がある原発性口内炎と、全身的な病気が引き金となって発生する症候性口内炎があります。
簡単に言うと、
・口の中に原因がある口内炎
・ある全身の病気のせいで起きてしまう口内炎
さらに細かく見ると代表的な口内炎には4種類あり、以下ではそれぞれの特徴や原因について見ていきます。
原因の部分でも触れた話も多いですが、口内炎の種類から目を向けてみます。
カタル性口内炎
カタル性口内炎では、歯磨きが不十分なこと、入れ歯・矯正器具、熱い食べ物、化学薬品などの物理的化学的刺激が局所的原因となります。
つまり、何らかが原因の傷、です。
症状としては、粘膜が赤く腫れ、腫れた部分が熱を持ち、食べたときにしみるといった症状があります。
口の中が汚く、ばい菌がたくさんいる状態…
そこに傷ができたら、一気に感染します。
赤く腫れるような傷ができてしまうのは、想像できるのではないでしょうか?
ただれたような口内炎は、ばい菌による感染が原因だったのか!
ヘルペス性口内炎
ヘルペスウイルスに感染することで発生します。
複数の水疱ができ、水疱がやぶれると激しい痛みを伴います。
口の端のほうの『口角』にまとめてできることが多いです。
ウイルスの感染している状態なので、全身的な症状もあり例えば発熱を伴うこともあります。
他のウイルス性口内炎は珍しいので、今回は割愛します。
アフタ性口内炎
円形・楕円形の白っぽい色をした潰瘍ができる、もっとも一般的な口内炎です。
潰瘍部分の縁が周囲よりも赤くなり、物が触れると強い痛みがあります。
知ってる!いわゆる『口内炎』ですね!
よくある口内炎なのですが、あまり原因はわかっていません。
おそらく、過労、ストレス、ビタミン不足などによる免疫力の低下が一般的だと言われています。
また、べーチェット病や潰瘍性大腸炎などの全身疾患に伴うこともあります。
少し珍しい病気なので可能性は高くありませんが、昔から口内炎がやたらとできやすい人は、一度検査されることをお勧めします。
カンジダ性口内炎
口腔内が不潔な状態が続いたり、栄養失調などで免疫力が低下したりしたときに、口腔内の常在菌であるカンジダ(かびの一種)が異常増殖して発症します。
灰白色あるいは乳白色の膜が発生します。
ガーゼなどでぬぐうと剥がれますが、剥がれた部分は赤い粘膜が露出し、食べ物がしみたりします。
白くなった部分をぬぐうとはがれるタイプはこれだけなので、自分でも診断できると思います。
しかし、こすりすぎると悪化しますし、薬が必要なので、自己完結せず、必ず歯医者さんに相談してくださいね!
今回の記事では、大人の口内炎についてまとめてみました。
原因と種類…。
知っているだけで、少し痛みが和らぐような気はしませんか?
知らないと怖い → 怖いと痛い
という部分は少なからずあると思います。
次の記事では、子供がなりやすい、いわば子供特有の口内炎についてまとめます。
お子さんがいるかたには役に立つ記事になっていますので、よかったらどうぞ♪
またほかにも医療に関することを別のブログに書いています。
良ければそちらも見てみてください。あなたの体に役に立つ記事があるかもしれません。
http://haisyasan-kosodate.com/yellowing-of-teeth-whitening