こんにちは。

兵庫県西宮市仁川町で歯医者をしている白山です。

虫歯を治したり、矯正したりしています。

今回は歯医者さんの裏側の話。

いったいどういう器具を用いて治療しているのか見てみよう！のコーナーです。

では早速見ていきましょう。

 

①使用器具について

 

患者さんをご案内した後、チェアの横の診療テーブルで準備をしているものがあります。

もしかすると、横で何をしているのかと不安や疑問を感じていた方もいらっしゃるのではないでしょうか！

ごそごそと…気になりますよね。

医院によってはびりびりと袋を破る音が聞こえてくるかもしれません。

 

これは、患者様みなさまに使用する、診療に必要不可欠な器具の揃った基本セットと呼ばれるものを滅菌パックから出しているのです。

滅菌パックとは、使用後の器具はいくつもの洗浄工程を経て、最終的に滅菌する為の専用パックです。

それに入れた状態でオートクレーブという機械で滅菌することで、そのパックの中に菌がいない状態になります。

オートクレーブの中がぐちゃぐちゃになってしますので、

そのまま袋に入れずに中に放り込むことはしません。

専用の袋に入れるのです。

 

そして、それを患者さんが来院されてから開封することで初めて診療で使用することができるのです。

 

それでは、基本セット(5種)には何が入っているのでしょうか。

想像するのも難しいですよね(笑)

では早速…その用途はを書いていきましょう。

 

１、ミラー

これがないと始まりません。

口腔内の状態を見るもので、見えにくい部分は反射させて使用します。

また、頬や舌などを傷つけないように排除に使用します。

 

２，充填器

詰め物をする時や、被せ物を除去する時などに使います。

この中ではあまり使わない方です。

３，探針

先が針のように鋭く尖っていて、虫歯などを探したりします。

また、プラークなどの汚れが付いていないかのチェックに使用します。

 

４、ピンセット

これも必須ですね。

使わない治療はほぼないです。

先端が曲がっていて細い形になっている為、使用しやすく口腔内でも小さな物を掴むのにも便利です。

 

５、バキューム

お口の中に溜まったお水や唾液を吸うのに使用します。

また、歯を削ったりする際、口唇やべろを巻き込んでしまうと危ないので、排除するのにも使用しています。

 

これらのセットは治療や検診でご来院の患者さんに使用しています。

ほぼほぼ使うからこその基本セット。

どういう治療になるか分からない初診のかたでも、いったん準備しています。

今回はこれで終わります。

次の記事では、当院で使用している治療に必要不可欠な機械をご紹介させていただきます。