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しらやま歯科クリニック

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マウスピースが必要なときの症状は?

こんにちは。

宝塚市の隣、兵庫県西宮市仁川町で歯医者をしている白山です。

虫歯を治したり、子供の歯を治療したり、矯正したりしています。

 

さて、今回は、マウスピースについてお話します。

マウスピースと聞くと、みなさんは何を思い浮かべますか?

ボクシングの選手が着けているマウスピースのような、

スポーツにかかわるマウスピースを思い浮かべる方が多いのではないかと思います。

 

そのマウスピースの目的は、

歯と歯が直接当たらないようにして、噛みしめるときに歯が壊れないようにする、

といったものです。

奥歯でしっかり咬んで踏ん張ることが、

人間が力を入れるうえでとても大切であるということは

周知の事実かなと思います。

 

「じゃあ、スポーツしていない私には関係ないやー」

と思われたあなた!

要注意です!!!

 

実は人間は寝ている間に想像以上の力で

かみしめていることがわかっています。

平均すると、約自分の体重分ぐらいは力がかかっているといわれています。

 

これはとんでもない力です!

体重が60キロの人は、60キロの力で噛んでいるということです。

 

ということで、今回は歯ぎしりとマウスピースの話です。

まず歯ぎしりをしている人はどんな人?

歯ぎしりをしている人には特徴的な症状が現れます。

歯の破折

歯のヒビ

知覚過敏

舌の表面の異常

この4つあたりがよく言われる特徴です。

ひとつ目の歯ぎしりによる歯の破折は、

歯ぎしりによって歯に強い力が持続的にかかります。

歯が割れたり被せ物のトラブルが起こりやすくなります。

小さな金属が入っている場合は強い力が加わることで割れてしまいます。

セラミックの被せものにもヒビが入ります。

虫歯のない歯でも歯ぎしりで歯の先端に平面ができヒビが入り、

始めは白い線が入り次第に中に色素が侵入し茶色っぽい線になっていきます。

ヒビが入ってしまうとヒビから細菌が感染し、

歯茎が腫れてしまいます。

すり減りで歯の長さが短くなります。

歯と歯茎の境目あたり、

ここには歯ぎしりの特徴が出やすい部分になります。

まず歯のほうにはえぐられた様な欠損が出始め、

一見歯ブラシのし過ぎですり減ったように思われがちですが、

くさびのようにすり減っていくパターンは歯ぎしりが原因です。

同時に知覚過敏が併発する場合が多くあります。

 

くさび状の欠損事態が

歯のバリア機能を弱めて外界から神経の距離が近くなることが原因で

歯と歯茎の境目の歯周ポケットが出来始め、

そのポケットの中に風や水が侵入すると

敏感な根の表面を刺激してしみたりします。

舌の表面の横端に歯の痕が付きます。

歯ぎしりをする方は波打った形になっている方が多いです。

舌の横端の同じ箇所に慢性的な刺激が加わると

口内炎や舌癌の原因になる場合もあるので

刺激なっている歯の形態も合わせて整えてもらう処置もしてもらうといいでしょう。

そこで、歯ぎしり用のマウスピースを作成します。

歯ぎしりから歯を守るマウスピースです。

歯ぎしりによる力は歯を失う原因になります。

歯を壊す原因は、

虫歯菌か

歯周病菌か

自分の咬む力

です。

それぐらい自分の咬む力というのは、

自分を壊す原因になるということを覚えていてくださいね。

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